『セックス難民』を読んで思ったこと-セックスに関するコミュニケーションは20代/30代から、そして「セックス」の定義は広い方が絶対に幸せ-

『セックス難民』を読んで思ったこと-セックスに関するコミュニケーションは20代/30代から、そして「セックス」の定義は広い方が絶対に幸せ-

『セックス難民』は若い人も読むべき

なかなか刺激的な本のタイトルに心惹かれずにはいられず早速amazon kindleで購入。ものすごいスピードで読でもーた!『セックス難民』とは産婦人科医・性科学者である宋 美玄さんが書かれた本ですが高齢化社会とレックスレスに焦点をあて、体の変化とともにパートナーとどのようにセックスと向き合うかが書かれてる。

内容については、spoiler (ネタバレ)してしまうのであまり深く書くつもりはないねんけど、まだ20代である私としては今後待ち受けている体の変化起こりうる勘違いについて知れたことはとてもプラスやったな〜。また、セックスとは何かを改めて考えるいいきっかけやった!


セックスに関するコミュニケーションを練習しよう

本の中ではパートナー間でのコミュニケーションの重要性に多く触れてる。なぜなら「体」はどんどん変化していくから。20代、30代の体と50代、60代の体は全く違うのだということがよくわかったのに加え、20代、30代のミスコミュニケーションは、その後の人生で大分帯を引くのだなぁ、という印象を受けた。

具体的にどういうことかというと、20代、30代の性行為はある意味いろいろとごまかして過ごしている部分も多いのかなと。体力もあるし、相手を喜ばせたいし、セックスについて真剣に話すのは少し恥ずかしい。なのである種、セックスで「満足しなかった」としても相手に伝えず関係性を維持しようとしちゃうねん。けど、50代、60代となってくるともう何年も「満足していない」状態ですので行為すること自体が嫌になっている。加えて体もかなり変化していて、行為自体が若い頃と同じようにできないかもしれないのにそれを相手に伝えられない、という悪循環が生まれちゃうねん。

宋美玄さんが本の中でいうようにセックスはとっても親密なコミュニケーション。そしてそのコミュニケーションをとる努力をしなければ、二人の間で溝ができるばかり。つまりセックス関するコミュニケーションを20代、30代の間を恥ずかしくてもとることが50代、60代の時のパートナーとの円満な関係につながるのかなと思った!

挿入主義から脱却できたらセックスも楽になる

そしてこの本を読んでいる中で、もう一つ気がついたのはセックスの定義は広い方が「幸せだ」ということ。私たちは恐らく学校の授業やアダルトビデオ、友達同士の会話の中で「セックス=挿入」であるという刷り込みがされてるねんけど、しかし果たしてそうなのか?

上記で触れたとおり「セックス=コミュニケーション」であれば挿入以外のコミュニケーションも沢山ある。「キスをする」「ハグをする」「お互いに触れる」など沢山のコミュニケーション方法があることに気づける。

この本では、体が老いていく中で、例えば男性であれば「なかなか勃起できない」、女性であれば「なかなか濡れない」などの例があげられてたけど、これらの反応ができなくなると「ああ、もう男じゃないのかもしれない」「ああ、もう女性じゃないのかもしれない」と悩み、自信をなくす人が出てくるってあってん。

もちろんバイアグラや潤滑剤を使うのは一つの選択ですが、セックスの定義が広いことで救われる部分もあると思った。「挿入」が前提になってしまうと「体力」も必然的に必要になって、そうなると「疲れるのいやだなぁ」とか「今日そんな体力ないなぁ」などという悩みもつきまとっちゃう。しかし「裸でキスをする」「楽な体制でお互いに触れる」もセックスであればかなり気軽にセックスができるはずよね。

ただ、そのような価値観も若い頃からパートナーと築きあげるものであり、急に老いてから、自分の中の固定観念は変えられないと思う。そゆ意味でも、「コミュニケーション」はお互いの長期的な関係性のためにもちょー重要かと。

まとめ -持ち帰りポイント-

  1. 「セックス難民」は、もしかしたら性生活に悩んでいる熟年夫婦向けに書かれた本かもしれないが、若いカップルが読んで長期的な自分の性生活やパートナーの関係性について考えるのには、とてもオススメな本
  2. セックスはコミュニケーションそのもの、若い頃からセックスで「無理をする」のではなくパートナーと対話することが長期的な関係性のためにも重要
  3. セックスの定義は広い方が幸せ、セックス=挿入(そもそもこれは大分ヘテロノーマティブな発想)になってしまうとセックスが辛くなるのでセックスの広い定義付けをパートナーと構築しよう