『ル・ポールのドラァグレース』(Rupal’s Drag Race) -多様性のある世界ってこんな感じちゃう?-
- 2020.07.09
- コラム/ column
- ジェンダー, 生き方

『ル・ポールのドラッグレース』Season12 がやっと出たぁあああ!!
うぁああああああああーーーーーーーーーーー
ルポール、ネトフリで配信されたーーーーーーーーーー!!!!
うがあああああああああああああああああ (うるさい。)
って思った人、いっぱいおるやんな??
いやー、もう待ってましたよ。新型コロナウイルスで自分の精神安定が保障されていない日々に、ルポールを求めていた人絶対多いって! (なんの根拠)
私はね、もう嬉しすぎて、嬉しすぎて、最近日々の楽しみがクイーンたち←
もうマジなんの話やねんって思ってる人もそろそろおると思うから真面目に『ル・ポールのドラァグレース』についてここから書くねん。
『ル・ポールのドラァグレース』って何?
まず、そもそもの番組を知らない人、人生損してるからこの記事を読んだ後絶対にNetflix入会して観るんやで!!!(回し者感)
ル・ポールのドラァグレースとは↓↓:
『米ドラァグ・クイーン界の大御所であるル・ポール(英語版)が主催する勝ち抜きコンテストで、「アメリカズ・ネクスト・ドラァグ・スーパースター」の称号と賞金10万ドルを目指し、クイーンたちが様々な課題に挑戦する。』
wikipedia
そう!もうめっちゃ簡単言ったらそう。アメリカ中のドラッグクイーンたちが集まってきて最強を決める番組って感じ!
え?ドラッグクイーンって何って? Job Rainbow Magazineが素晴らしい説明をしてくれているのでそのまま貼らせてください。
『ドラァグクイーンはクィアカルチャーではとても歴史の長い、パフォーマーの一種。ゲイのクラブなどが発祥とされていて、派手なメイクと「女装」でステージで踊ったり口パクをしたりするパフォーマンスが定番で、一説によると長いドレスやガウンを引きずる(ドラァグ/Drag)姿が由来とも言われています。』
Job Rainbow Magazine
そして、ドラッグクイーン達のことは一般的に「クイーン」って言うんやけど、クイーン達のカリスマ性、そしてエンタメ力が爆発しているので全くクイアカルチャーに関心なくても観れる番組。ファッション、ダンス、歌、コメディーなど本当に色んなものが詰まった番組よ!2009年から始まっているこの番組は今12 Season目。こんなけ長く続いていることからも人気があることがわかるよな。
ドラッグファミリー(Drag Family) はみんなのファミリー
さて、もちろん『ル・ポールのドラァグレース』は「エンタメ」として観ても面白いけど、世界中でこの番組が愛されている理由は「居場所を与えてくれる」から。クイーン達の多くは壮絶な経験を持っている人が多く、お互いライバルと言えど痛みを分かち合い、マイノリティであることが強みであり、彼ら全員が家族 (Drag Family)であることを強調する。
家族と関係を失ってしまったクイーン
ムスリムであることを隠していたクイーン
いじめられた経験のあるクイーン
トランスじゃないかと悩んでいるクイーン
様々なクイーンがいて、豪快に見えつつも、一人の人間としてコンプレックスや痛みを抱えていることが見えるから人間味がぐっと増して没入してしまう。きっと私たちが求めている「優しい世界」がそこにある気がして観てしまうんやろなぁ、、って思う。
男性が好きでも、トランスでも、女装家でも、そんなことは関係なく自分の最もユニークな部分を全面的に出して肯定していこう、愛していこうって伝わってくる。そして視聴者の私たちも「ここなら仲間に入れてくれそう、居場所をくれそう」って思える番組なんよね、、、
ぜひ、ぜひ観て欲しいから、はじめにも言ったけどNetflix入会して(1ヶ月目は無料やし)観てな!!
ほな!!ナッツ。
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