『白』は美しく、そして儲かる -Netflixドキュメンタリー”Skin”

『白』は美しく、そして儲かる -Netflixドキュメンタリー”Skin”

※軽いネタバレになるのでご注意ください

#BlackLivesMatterのムーブメントが加速した2020年、

「肌の色」が社会で生きていく中、どのような影響を及ぼすかすごく考えさせられた。

世界には様々な肌の色があるが、なぜか「白い」ことが「美」だとされている。

そこに着目したナイジェリアオリジンんのBeverly Naya氏のドキュメンタリー”Skin”を観て私は思った。

「きっと日本では肌が白い=あどけない・うぶ」

の印象が実はあるのではないかと。

白は何を表すのか

Beverly Naya氏によるドキュメンタリーではなぜ、ナイジェリア人の女性が「白さ」を追求するのかをおったものである。

現在都市部に住むアフリカ人女性が家庭内でもっとも消費するアイテムの4位が “skin ligher formulas”を使っているそう(ちなみに、1位から3位は石鹸、紅茶、そして缶に入った牛乳)。

様々な社会的拝見や歴史をおっていく中、もっとも印象に残ったのは、

「白」が何を表すかだ。

天使は白い、悪魔は黒い

結婚式は白い、お葬式は黒い

白は正義、黒は悪

なぜか歴史的に私たちはこのように色を使い分けていることが多いことがわかる。しかし、ここで覚えておかなければならないのは、「マジョリティや権力のある人たちがそのような表現をしてきたということ」だ。

マイノリティの肌の色が、ポピュラーカルチャーでなかなか描かれないのはアジア人も同じである。

白さの追求は美容業界が儲かる

さて、「白くなければ」と思い込んだ女性たちは何に手を出すかというと”スキンライトナー(skin lighter)”。

肌の色が薄くなる、クリームや肌用ブリーチなどだ。

これは日本ででに入る、「美白」系のコスメティックに近いが、中には肌に悪い影響のあるコスメも市場に出ていることは問題となっている。

社会が「白」を「美」とすることにより、社会の「美のスタンダード」に当てはまらない女性は多くのお金をつぎ込む。

これはきっと日本でいえば「脱毛」と同じ感覚かもしれない。

しかし、肌の色も肌の毛も、生まれ持ったものである。

生まれ持ったものを「否定される」ということは自己肯定感にどのような影響を及ぼすかは想像を絶するが、

コンプレックスは美容業界が儲かるのだ。

美とは一体なんなのか

日本も「白さ」が売れる国だと思う。

美白〇〇というのはよく目にする。

しかし「美白」が「美」であるというのは誰が作ったのだろう。

もし色の印象の文脈で考えるのであれば、

白は純粋さの象徴となり「純粋な女性が好み」という男社会の産物だとも結論づけられ、少しゾワッとする。

ナイジェリアの女性が生まれ持った肌を「美しい」と思えるようになるためには彼ら発信のストーリーテリングが必要であり、

同様に日本国内でも日本女性による「美」の発信が必要だ。

美白はもしかしたら美白美容液と日焼け止めに投資し続けたら維持できるかもしれないが、そうなると美はお金を持っている人だけが手に届くステータスとなってしまう。

SNSが普及している今だからこそ、自分にとっての「美」を考えられる余地が今もっとも必要なのかもしれない。

今日はここまで。ナッツ。