行動する傍観者(Active Bystander)とは? -あなたが取れる行動 4D’sの紹介

行動する傍観者(Active Bystander)とは? -あなたが取れる行動 4D’sの紹介

#ActiveBystanderの動画がすごくよかった件

等々日本にも、Active Bystanderの映像が!!

この動画が友達から送られてきた時、私は心から嬉しくなりました。

以前紹介した海外のactive bystanderのこちらの映像はこちらで、

オースラリア政府が啓蒙活動で作った動画ですが、

Active Bystander (行動する傍観者)になって性被害を減らそうよ!という啓蒙動画、日本ではなかなか存在しなかったんです。

しかし等々・・・!

なんてたって、映像の威力はやはり凄まじい。

性暴力という自分が経験しないとあたかも「ないもの」かのように扱われてしまう事柄が、映像があることで伝えること・知ること・疑似体験することができちゃうのです。

そして私は、監督を務めた性教育Youtuberのシオリーヌ氏のHuffPostインタビューで100回ぐらい頷いてしまった。

日本の啓発動画って、被害者に自衛を求めるものが多いんです。夜道を歩く時はイヤホンを外そう、とか。でも、被害者が頑張るだけでなく、周囲の人がアクションを起こしてくれる機会が増えたら、性暴力そのものをしにくい社会になるのではないかと思いました」

日常で起きる性暴力に対してできること。あなたは『行動する傍観者』になれますか?

少し前に話題になったニコル氏がイメージとなったストップJKビジネス東京都のポスターですが、

東京都

これもなぜか「買う大人」に対してやめることを訴えるポスターではなく、

被害者とも言える女子高生に「やばいよ」と恐怖心や罪悪感を植え付けるポスターを作り、批判されていました。

このように日本では被害者が「防犯」「自衛」しなさいというメッセージ性の啓蒙がものすごく多い。

そんな中、作家のアルテイシア氏が脚本した性暴力を止める啓蒙ビデオが被害者に寄り添うもの、そして傍観者の私たちに訴えかける内容のものとなっており「ああ、本当に嬉しい!!」の舞でしかない。(笑)

行動する傍観者 The 4D’s

さて、動画では性暴力をただ傍観するのではなく、行動して、防ぎましょう。行動する傍観者になりましょう。というメッセージが込められている。

ただ実際、性暴力の被害にあっている人が目の前にいたら急には行動がとれず、迷ってしまうことがほとんどでしょう。

そこで今日紹介したいのは 4D’s (Active Bystander Zone)

Direct Action (直接的な行動)

Delay (遅らせてとる行動)

Distraction (邪魔をする行動)

Delegation (力のある人に連絡をする行動)

これら4つは性暴力を止める行動の枠組みです。

どれもが今回製作された啓蒙映像で取り上げられていたので、映像を例に説明します。

Direct Action (直接的な行動)直接何かをすることを指します。映像では目撃している男性が「それセクハラですよ!」と上司に直接言っていました。加害者本人にダメであることを伝える行動のことを指します。

Delay (遅らせてとる行動)暴力が起きた後に取る行動のこと。映像では、男性にぶつかられて地面に倒れてしまった女性に対し「大丈夫ですか?」と声をかけていました。すべての行動が暴力が起きている瞬間ではなく、あとの場合もあります。

Distraction(邪魔をする行動)加害者の邪魔をする行動のこと。映像では強引にナンパされている女性に対し男性が「久しぶり!」と声をかけていました。演技派な介入方法ですが直接何かを言って喧嘩になることなど避けられる可能性もあります。

【Delegation (力のある人に連絡をする行動) 何かしらの力・権力のある人に伝えて対処してもらう方法です。映像では「ぼく見ていましたよ!」といい警察に電話するか、という話になりました。自分たちだけで対処せず、時には力がある人(警察や組織の責任者など)の介入が重要ということです。

どうでしょう?

必ずしも、行動のすべてが「直接」ではなく、介入方法は様々。

そうだと知ったら少し行動が取りやすくなりませんか?

一人でも味方がいるだけで救われる

性暴力の現場で、自分が被害者であった時、とてつもない孤独感・絶望感があります。しかし、そのような誰か一人でも4D’sに当てはまる行動を取れれば、性被害を止める・被害者を絶望感から救うことができるかもしれません。

また、強く聞こえてしまうかもしれませんが、「傍観する」というのは被害に加担しているという見方もあります。知っている・見ているのに止めないというのは性被害に貢献してしまっている可能性があるのです。

もちろん無理に行動してとはいいません。しかし、もし性被害の現場に出くわしたら「自分は何ができるか?」と考えることは重要です。

目の前で起きていることを無視せず、一人一人が介入することで暴力は止められます。小さな一歩でも大きなインパクトがあると信じ行動をとってみませんか?

ナッツ。