カンガルーケアって何?-電力不足地域で未熟児の生存率をあげる方法-

カンガルーケアって何?-電力不足地域で未熟児の生存率をあげる方法-

身近な方法で世界は変えられる

「世界を変える」というあまりにも大きなビジョンに、「私には無理だ・・・」なんて思ってしまいますよね。

SDGs (持続可能な社会)と叫ばれる今日、、、そんなのって特別な技術を持っている人がやることでしょ?なんて思ったりしちゃいますよね。

そんなあなたに朗報。

実は「世界を変える」を身近なもので実現する方法沢山あるんです!

今日はその一つ「カンガルーケア」を紹介したいと思います。

カンガルーケアとは?

カンガルーケアとは、赤ちゃんを親が赤ちゃんを肌にぴったりとあてて抱く方法。その上から布で覆い、赤ちゃんの体温維持のために帽子や靴下などを履かせてまるで体内にいるかのような状態を作ります。

この方法は、もともとコロンビア人の新生児学者エドガー・レイ氏とヘクトル・マルティネスが保育器を整備できない地域(電力不足、備品不足など)で未熟児を救うために生まれたアイデアです。

とってもシンプルなアイデアだけど国際NGO Save the Childrenなどもカンガルーケアプログラムをマラウィなどで提供する画期的な方法。Save the Childrenでは年間45万人以上の赤ちゃんを救えると推定しているようです。

生まれてすぐの未熟児は体重を増やすためにお乳を飲みたい時に飲めるよう母親だ抱くことが望ましいですが、お母さんだけでなく様々な大人が貢献できます。

(日本などの比較的保育器が整備しやすい場所では、親と子どもの関係性を深めるためのケアとして認識されています。)

イノベーションは「ハイテク」じゃなくてもいい

現代を生きる私たちは、「世界を変える」→「イノベーション」→「ハイテク」なんて連想をしてしまいがち。

だけど、ハイテクなものが届く人は世界で一握り。

これは途上国だけにかかわらず、私たちが住む日本であっても同じです。

本当のイノベーションとは経済的な背景に関わらず、より多くの人の人生がより豊かになるもの。今回ご紹介したカンガルーケアも1983年に発案された時は世界が感動した「イノベーション」にあったに違いません。きっと私たちが頭を捻らせれば、身近にあるもので、より良い世界を作る方法はたくさんある。

カンガルーケアが気になる人はWHOが実践ガイドを日本語(その他:英語、フランス語、スペイン語)で出しているので是非チェックしてみてくださいね!

ナッツ。