アンペイドワークって何?- ジェンダー学に学ぶ、無償労働の概念

アンペイドワークって何?- ジェンダー学に学ぶ、無償労働の概念

日常に潜む労働の正体

もう、令和なんだから!

家事は女がやれだなんてそんな概念、、、

実はまだありますよね、、、(とほほ)

家事、育児、介護、私たちは生きていく上で様々な「労働」をしなければなりません。

朝起きてご飯を作ったり、家を掃除したり、ゴミを出したり、洗濯したり、、、

実は、様々な労働を通じて日常というものは成り立っているのです。

これらをジェンアー学では「アンペイドワーク」と言います。

アンペイドワークの概念

例えば「俺(男性)が働いて、稼いできているんだから、お前(女性)は家事ぐらいしっかりやれ」的な横暴な考えがあったとしましょう。

しかし、本当にそうなの?なんかその発想おかしいよね?と問題提起したのがジェンダー学です。

ちょっと待てよ、と。

確かにご飯を作ったり、洗濯物をしたり、育児をしたりすることは直接的にお金を生まないけど、本当に「社会的に価値がないもの」なの?と。

そこで出てきたのが『アンペイドワーク (unpaid work)』という概念です。

アンペイドワークとは:

無報酬労働、無償労働、不払い労働などと訳されており、いわゆる“ただ働き”の労働を意味する。領域的には育児・介護・家事等の家事労働、ボランティア、農作業・自営業等の家族労働に多く見られ、市場経済の外で行われる人間の生命維持・再生産にかかわる自給自足性の強いもの。

公益財団法人 日本女性学習財団

アンペイードワークは無報酬労働であるために市場経済外の活動とされます。

ただ、ここで大きな声で言いたいのは、

(1)誰かがやってくれているから、経済的(お金を生む)活動ができている

(2)実際にお金を払ってやった場合、とてもお金がかかる

ということです。

誰かが、朝ごはんを作って、掃除をして、育児、介護をしてくれているから、会社にも行ける、仕事ができる。

そしてこれら家事・育児・介護を、例えば全て家政婦さん・ベビーシッターさん・介護士さんなどに委託した場合、とんでもなくお金がかかりますよね??

なので、「働いて、稼いできている自分の方がえらい」という発想はおかしい、というのがジェンダー学の言い分です。

アンペイドワークはキリがない

ここまで書いたことから、アンペイドワークを家庭内で担い、大変な労力が伴っていることがわかります。

正直「ペイドワーク」と「アンペイドワーク」で役割分担している家庭でも終わりのない「アンペイドワーク」は、終わりがないため(育児は24時間、ご飯は毎日必要)負担がかなり大きいと考えられます。

「自分は専業主婦だから」全てを自分でこなさなければ、そう思って思いつめてしまう人、

「共働きだけど、アンペイドワークは片方が担っている」なんていう状態に疲れてしまう人、

正直沢山いると思います。

アンペイドワークも、ペイドワーク同様に社会的に必要な労働であり、なければ社会は成り立ちません。そしてアンペイドワークの方が終わりがなく、「休み」なんていう概念が存在しません。なので疲れて当たり前かと思います。

もし「全部自分でやらないとって思ってたけど、、、正直疲れた」という人がいたら、パートナーに相談する、あるいは外の手を借りること検討してみてくださいね。可能性として、アンペイドワークの概念を知らない人へ初めて相談する場合「ん?それぐらい自分でやってよ」と言われてしまう可能性もありますが、ぜひその時はアンペイドワークの概念と終わりがないことを説明してあげてください。

ナッツ。