Private Sphere and Public Sphere -公的な分野と、私的な分野

Private Sphere and Public Sphere -公的な分野と、私的な分野

公私の分離による平等への影響とは?

女性、性的マイノリティ、そして子どもの人権や権利が見過ごされてきた理由の一つに、

女性、性的マイノリティ、子どもが抱える課題に「私的分野」が多かったことがあげられます。

政治の中で公私(パブリックなものとプライベートなもの)が分離されていて、例えば「家族」などの私的(プライベート)な分野に政府は関わらないようにしていたのです。(家族というのは聖域であり、政府が介入するべきではないとか、、、)

過去に、(今も?)そのような考えがあったことにより例えば、「性的暴力」や「家庭内暴力」、「児童結婚」などは私的分野として認識され、国が守る体制が整っていない現状です。

「公的」な分野と「私的」な分野とは?

公的な分野と私的な分野を人権で考えてみましょう。

例えば公的な分野であれば、「集会の自由」や「表現自由」または、「不当な理由による拘束や逮捕からの保護」などがあげられます。

対して、私的な分野というは上記であげたように「性暴力」「家庭内暴力」「児童虐待」や「早期結婚」などがあてはまります。

上記の考え方が認識できることで、

女性や性的マイノリティーの人権を守りエンパワーするということは、これまで「私的」であるとされてきたものを「公的」なものにするプロセスでもあるということが見えますよね?

この視点はジェンダー学において、とても重要なポイントなので抑えておきましょう。

私的が私的のままであるべき場合も

ただ、「私的」なものが「私的」のまま、保護されるべき場合もあります。

例えば、個人のセクシャリティ(性自認・性的思考)は本人が望まない限り開示する必要はないですし、その権利は守られるべきです。「公」が「私」に換入しない境界線というのも大切にしなければ、逆に人権侵害になってしまうのです。

つまり、

「公」が守るべき「私」的分野が守られないこと(性的暴力、家庭内暴力、児童虐待)も

「公」が介入すべきでない「私」的分野が守られないこと(性自認・性的思考)も人権侵害になるのです。

今多岐にわたるアクティビストが私的を公的にするための働き掛けを今もなお行い女性、性的マイノリティ、そして子ども人権を守れる社会作りに貢献しています。

公・私の分離はジェンダーと人権を考える上では欠かせない視点・考え方ですのでぜひ頭の中に置いておいてくださいね!

ナッツ。