モビリティとジェンダー -安全確保のピンクタックス (Pink Tax) ??

モビリティとジェンダー -安全確保のピンクタックス (Pink Tax) ??

モビリティ(Mobility)とジェンダー?

モビリティと聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、英語でモビリティは「移動」を指します。

私たちが普段移動する際、歩くの他に、自転車・バス・電車など、様々な移動し手段を活用し日々「移動」を行いますが、これらをまとめて「モビリティ(手段)」を表すことがあります。

そして、なんと、モビリティはジェンダー分析すると、とても面白い結果が出ることが近年わかってきました。

私たちにとって身近な「モビリティ」。それがどう、ジェンダー間で異なるのか今日は考えてみたいと思います。

モビリティにもジェンダー差があった!

以前『同じものやのに…なぜか「女性用」は高い!-ピンクタックス(PinkTax)って何?』という記事を書きました。

ピンクタックスとは、「男性と同じアイテムを使っていてもなぜか「女性向け」の方が金額が高いアイテム」を指すときに使う用語です。New York City Department of Consumer Affairs の調査によると、女性は男性よりも7%多く同じような商品に払っている傾向があることがわかっています(詳しくは:こちら

今回はアイテムではないものの、私たちの生活に欠かせない「モビリティ」を見ていきたいと思います。

モビリティと言えば、歩行・自転車・車・電車・バス・タクシーなど様々な移動手段が含まれます。

例えば、モビリティ手段は男女間で使われるものが異なります。

[事例]

車の所有は経済的側面から女性よりも男性の方が多い

文化的に自転車に乗る機会がない女性がいる

経済的負担が少ないことから公共交通機関を使う女性は多い

様々なジェンダー特色の元使われるモビリティが男女(実際はもっと複雑ですが)で異なることが様々な研究よりわかってきたのです。

そのような中、”Pink Tax on Transportation” の調査では

(ニューヨークシティ)の女性は「安全確保のために一ヶ月につき$26-$50払っている」ことが明らかにされました。

これは、一体どういうことなのでしょう?

夜、安全確保するためのPink Tax

夜遅くに出歩くことが不安だと感じる女性は多くいると思います。

声をかけられるかもしれない、急に人が出てくるかもしれない、後をついて来られるかもしれない、、

様々な不安が夜の「移動」にはつきまといます。

Pink Tax on Transportationでは、ニューヨークシティに住む女性は夜の移動につき安全確保のためにタクシーを使用する女性が多く、その結果男性と比べて月に$26-$50多く出費していることを調査で明らかにしたのです。

本来であれば誰もが安全に昼も夜も出歩けることが理想ですが、今の社会は格段に女性の方が夜に危ない目にあっている

結果、女性であるがため、より多くの出費をしていることがモビリティ “Pink Tax” の正体です。

モビリティとジェンダー、考えたことなかった人も多いと思いますが、どうでしたか?

モビリティのように中立のようなものでも、よーくみて、様々な視点から分析をすることで、ジェンダー格差が見えてくるのです。

自分はどんなモビリティPink Taxを払っているだろうか?ぜひ考えてみてくださいね。

ナッツ。