マイクロアグレッションって何?-地味に傷つく発言、ざわつく言葉の正体

マイクロアグレッションって何?-地味に傷つく発言、ざわつく言葉の正体

相手も無意識、、、だけどザワっとする言葉

決して目立たない言動だけど、なんだかザワっとする。そんな言葉を浴びせられたことは誰にでもあると思います。

特に自信のアイデンテティと紐づく発言、例えば性的思考、ジェンダー、人種、宗教など、社会の中で「マイノリティ」とされるグループに関連する発言により傷ついたことがあればそれは「マイクロアグレッション」かもしれません。

「マイクロアグレッション」って何?

マイクロアグレッションとは:

1970年にアメリカの精神医学者であるチェスター・ピアスによって提唱された、意図的か否かにかかわらず、政治的文化的に疎外された集団に対する何気ない日常の中で行われる言動に現れる偏見や差別に基づく見下しや侮辱、否定的な態度のこと。

wikipedia より

例えば、こんな発言はマイクロアグレッションに入るかもしれません。

「あなたレズビアンなのね!私のレズビアンの友達紹介するよ!」

→聞いてもないのに進めてくる、セクシャリティでした見られていないような気がする

「さすが帰国子女!」

→日本人らしくない、あなた浮いているよと言われている気持ちになる

●「女の子なのに背が高いね」

→背が高いのは女性らしくないとでも言いたいのかな?という気持ちになる

発言している人は、相手を傷つける発言だと認識していないことも多く、言われた方も反応に困ることが多いです。

マイクロアグレッションは相手の属性に対し少し上目線なところ、小馬鹿にしているニュアンスがあり、マイクロアグレッションを受けている人は次第に精神的に疲弊してしまうことも特徴です。

マイクロアグレッションの対処方法

マイクロアグレッションに遭遇してしまった時、私たちはどのように自分を守ればいいのでしょう?

ここからは、Kevin L. Nadal氏の研究を引用しながら対処法について紹介します。

(1)マイクロアグレッションを認識しよう

マイクロアグレッションの現場に誰かが一緒にいた場合、誰かの発言がマイクロアグレッションだったのか判断しやすいですが、一人の場合「自分の思い込み?」「気のせい?」と出来事をかき消してしまうことをしばしばあります。まずは今自分が受けたマイクロアグレッションを認識することが大切です。もしマイクロアグレッションに遭遇してしまった時一人だったら、信頼できる人に出来事について伝えてマイクロアグレッションを認識しましょう。

(2)マイクロアグレッションに反応すべきか判断しよう

マイクロアグレッションを認識できたなら、次に反応するべきかリスク診断しましょう。もし反応することであなたがより危ない状況に追い込まれてしまうようであれば望ましくありません。また仕事場や学校であればさらに居心地が悪くなってしまうかもしれません。ただ、同時に、反応しなかった場合自分の気持ちは整理がつくのか判断しなければいけません。

(3)反応すると決めた場合、どう反応するか考えよう

リスク診断してから、反応する!と決めた場合どのような反応をしたらいいでしょう。①態度で不愉快な気持ちになっていることを示すこともできますし、②積極的に相手へ発言をやめてほしい旨を伝えることもできます。また③落ち着いた態度で淡々と論理的に自分の気持ちや考えについて伝える手段もあります。

何かしらのアクションを取ることが必ずしも答えではありません。自分にとって一番負担のない形で対応しましょう。ただ、マイクロアグレッションは一人で抱え込むよりも周りに相談することが望ましいです。それは、自分と親しい人に相談することも手段ですし、会社であれば人事やマネージャーへ相談することもできると思います。

出典:How to Respond to Microagression – The New York Times

A Guide to Responding to Microaggression – Kevin L. Nadal

日々のストレスは積み上がると心身に影響があります。自分の心の反応を無視せずに、少しずつ向き合ってみてください。(もちろん人に頼りながら!)

ナッツ。