ダイバーシティー(多様性)研修だけじゃ、多様性は育まれない!-免罪符効果って知ってます?-

ダイバーシティー(多様性)研修だけじゃ、多様性は育まれない!-免罪符効果って知ってます?-

研修はどれほど効果があるのか?

多様性が叫ばれる現代、多様性に関する研修はたくさん存在しています。

多様性のワークショップ、多様性の講座、多様性コーチング・・・

そもそも、なぜ企業は多様性に関する講座をわざわざ社員に受けさせるのでしょうか?

理由は大きく分けて3つあると私は考えます・・・

① 多様性文化を定着させ多様な人材を受け入れられる素地を整えたいから→多様な優秀な人材を採用できる vis versa 優秀な人材は多様性のある会社を好む

② 多様性こそが先が読めない現代を生き抜く鍵になるから→多様な視点によるリスクヘッジ、多様性によるイノベーション

③ 多様性を重んじられない残念な会社と思われたくないから→社員の失言やSNS炎上を防ぐ

どれも重要な理由ですよね。しかし、実際研修を受けることに、どれほど効果があるのでしょうか?

できれば避けたい!免罪符効果

決して安くない外部研修が、実はあまり効果がない!なんて状況は誰もが避けたいと思います。

でも実際多くの研修は、「いい研修」だったで終わっているのは実情です。また、もしかしたら、真逆の効果(差別的な行動の強化)があるかも、、、?

ここで知っておきたいのが「免罪符効果(通称:モラル・ライセンシング)」。

簡単に説明すると「人は良い行動・好ましい行動をとった後、悪い行動・好ましくない行動をとりたくなってしまう」ということです。

ではもっと日常へ落とし込んでみましょう。

例えば、普段ジムへ行かない人がジムへ行ったとしましょう。恐らくその日、その人は「自分は体に良いことをした!」と思うはずです。そこで終われば良いのですが、「今日ジム行ったしご褒美にアイス食べよう!」となるのが人間。

第三者からすれば、おいおいおいとツッコみたくなると思いますが、それが免罪符効果です。

良い行動をとった後、悪い行動をとりたくなってしまうというのは、ダイバーシティー(多様性)研修でも大いにあり得ます。

ダイバーシティー研修を受けたことで免罪符を得たと思ってしまう人が出てきてしまい返って差別的な行動へ走ってしまう可能性があります。

本末転倒や!

いや、そうなんです。本末転倒なんです。

また、例え差別的な行動へ走ってしまわなかったとしても、「研修受けた私偉い!」で多様性に貢献している気になる人が大半でしょう。

それではせっかく予算を割いたのに全く意味がないですよね。

では、どうしたら良いか?

次回の記事で探究したいと思います!

出典:WORK DESIGN 行動経済学でジェンダー格差を克服する(イリス・ボネット)